あんずきらりの法則?
あんきら、といえば。
「対照的」
とは、あんきら!?狂騒曲でも歌われているとおりです。
そんなあんきらの、各々のソロ曲。
これらを個別に比較すると、そこには
何らかの関係性が見えてくるでしょうか?
考えてみます。
まず、杏ちゃんといえば初期のデレマス楽曲として
有名な「あんずのうた」ですね。
この歌は、アイドル双葉杏というキャラクターが
売り出そうとしている部分を前面に押し出しています。
きらりにこう言っていますが、「根っこはきらりと同じ」
「計算でやってるとこもある」という杏ちゃんです。
「あんずのうた」における彼女は紛れもなく、
革命演説を行う「アイドル双葉杏」というキャラクターです。
まあ、歌ってる内容自体は大半が本音でしょうけど……
それはともかくとして、結論です。
あんずのうたは
外面を外向きに発信する歌
なのです。
では、次にきらりのソロ曲、「ましゅまろ☆キッス」
についてです。こっちの歌は、聞いてみる限り、
「にょわー!!!」なきらりの印象とは打って変わって
ある意味では健気なほどの甘酸っぱい慕情を描いた曲です。
「あなたの「大好き」の中に 私も入れて。」
「秘密の五線紙の 暗号」
といった歌詞は、パワフルなきらり像からは想像できないほど、
繊細な心の内を描いているように見えます。
さらに、この曲は「あなた」と「私」の二人だけの世界での
「私」の心情をテーマにしています。
そんなわけで、ましゅまろ☆キッスは
内面を内向きになぞっていく歌
と言えないでしょうか。
もう、お気づきになりましたか?
そう……ですが、二人にはまだ2曲目のソロ曲があります。
は、前回の記事でも歌詞について紹介しましたが、
こちらはあんずのうたとは打って変わって抒情的な歌詞で、
一個人としての双葉杏の本心の一端を描いています。
そして、この歌の主役は歌っている本人と「キミ」の二人。
この構造はましゅまろ☆キッスに似ています。
一見、「キミ」に想いを寄せる歌ではないようにも思えますが、
「スローに生きていこう キミと」
と歌っていますから、本質的にはやはり似ているところがあります。
そして、この歌はましゅまろ☆キッスと同様に、
内面を内向きになぞっていく歌
と見ていいのではないでしょうか。
最後に、きらりの2曲目のソロ曲、「にょわにょわーるど」
この歌は、聴いてみるとすぐにわかるのですが
ましゅまろ☆キッスの乙女なきらりは一体なんだったのかと
思わず驚いてしまうほどハピハピな一曲です。
普段きらりがアイドルとして前面に出しているキャラクターが
いかんなく発揮されています。
曲名からしてにょわ、だし、はぴはぴ、とも歌っています。
「もうちょっと大胆にね」
「全世界 まるごと 抱きしめたいの」
と、思い切り外に向けてアイドルとしての魅力を発信しています。
つまり、この曲はあんずのうた同様に
外面を外向きに発信している歌
なのです。
ここで、二人の曲の関係をまとめてみましょう。
杏
きらり
ましゅまろ☆キッス(内)→にょわにょわーるど(外)
と、このように見てみると、各々のソロ曲を比べても
見事に対照的になっているということがわかります。
うーん、しゅごい……
今回の記事は以上です。
このブログで散々推している杏ちゃんは、単体でも
もちろん魅力的なアイドルですが、彼女を語る上で
きらりの存在は絶対に欠かせません。
二人が絡んでいない場面でも、きらりを知れば知るほど
杏ちゃんを、また杏ちゃんを知れば知るほど
きらりを好きになること請け合いです。
そんなわけで、双葉杏フリークの私としては、
きらりの活躍も同じくらい楽しみなのであります。
最後までお読みいただきありがとうございました。