あんずのチラシのうら

総選挙を機にモバマスを始める人向けに書くことにしました。

双葉杏は倍楽しめる?

そろそろ深い担当語りがメインになってきたので、

双葉杏をもっと知りたいという方向け、と、

一応前もって注釈しておきます。よしなに。

 

前回の記事もお読みいただいた方には

これ以上ないくらいの感謝をお伝えします。

そだねー」と思ってくれた方もいれば、

「そうはならんやろ」と思った方もいるかもしれません。

記事の内容について色々な意見も拝見しました。

具体的によく見かけたのが、

「杏はもっと陰で努力してるはず」

「杏だってシンデレラガールになったら普通に泣く」

という旨のお話で、私はそれを読んで、

ただただイイネ!といった気持でした。

 

 

とりあえず、まずは補足から。

前回の記事では前半で印税にスポットを当てた

双葉杏観を書きましたが、杏ちゃんは決して、

努力しないで才能だけでアイドルをやってるわけではないのです。

そこだけは、しっかり書いておきます。

前回の記事であんきら!?狂騒曲のコミュで

しっかり働いていたことに触れましたが、

その次のリトルリドルの彼女も

「いちおー、DJの練習したよ。

ラクな仕事なんてないってことだよね」と自ら話しています。

f:id:viort2:20180318110456j:image

モバマスでもこのように、

ファンの前でみっともないマネは出来ない、とも。

少なくとも、楽をするために、あるいは

楽しくアイドルを続けるためにはしっかり努力していますね。

しかし一方で、少し遡りますが、

デレステのストーリコミュではソロステージを近くに控えながらも

自主練には一切来ない気でいた上、当日遅刻しかけるなど、

やはりブレないところはブレないというか……

常に陰で血の滲むような努力をしてるタイプでは

やはりないのかも知れません。

そんなわけで、しっかり成長しながらも、自分にとって最適なペースで

アイドルを続けているのもまた、双葉杏の魅力ではないでしょうか。

 

そんなマイペースを貫く彼女ですが、

f:id:viort2:20180318200953j:plain

頑張ることの重要さにしっかりと理解を示しています。

何より彼女は他人の努力を否定することはしません。

ただ、大前提として普段ぐうたらなのに加えて、

「自分に合わないことはやりたくない」上に、

要領よく行う方法をいつも考えているため

人より頑張っている姿が目立たないだけ、

というか、見せないようにしているだけ、なのかも知れません。

 

さて、次はシンデレラガールの話です。

シンデレラガールを、アイドルの数ある歴史のルートの中の

一つの集大成であるとすれば、その成り立ちには

アイドルの歴史が必ずなくてはなりません。

シンデレラガールの座を勝ち取ったアイドルとしては、

その歴史こそ涙なくして語れないもの、ということになるでしょう。

 

双葉杏の歴史とは?

簡単にまとめるとこんな感じでしょうか。

 

印税と不労所得のためにアイドルやります!

アイドルも意外と楽しいかも

ファンのために頑張ってみるのもいい

 

こうして並べてみると、今やアイドルを楽しんでいるのだから

印税や不労所得はキャラ付けのための

口実になってしまっているのでは?

という疑問も湧いてくるかもしれません。

では、彼女の歴史は過去を否定するものなのでしょうか?

私はその答えはNOだと思います。

何故なら、双葉杏は印税とアイドルの狭間で

葛藤してはいないからです。

f:id:viort2:20180318193116j:plain

再びあんきらコミュからの引用ですが、

「働きたくないんじゃないのか?」

という質問に対し、彼女は

「そりゃ働きたくはない」

「けどあまりサボっててみんなに置いて行かれるのもイヤだ」

と、なかなかやる気のあるアイドルのような答えを返します。

けれど、最終的な主張が画像の通りなのです。

前後を補完すると、働きたくはないけど

プロデューサーには自分から曲をねだったし、

CDが売れればそれもいい、という話です。

「働きたくない」と「自分たちの曲が欲しい」

はここでは両立しているのです。

一つポイントなのは、「自分たちの曲が欲しい」理由の根幹が、

今回に限っては不労所得」だけではないところです。

けれど、建前でもなんでもなくCDが売れたら不労所得も欲しい

というのが双葉杏というアイドルです。

どちらかに悩んで葛藤することもなければ、

どちらかを捨てることもない。あわよくば、両方もぎとるのがこの私!

というところが彼女の強みではないでしょうか。

 

ここでもう一度、前回の記事で扱った

デレステでの[おーる・ふぉー・ふぁん]のセリフを見てみましょう。

f:id:viort2:20180317211506j:plain

こうは言っておきながらも、

f:id:viort2:20180318194124p:plain

これも本心なのです。

「一発で儲かる大きな仕事はしたい、けどあんきらパークには夢が欲しい」

こう書くと、ある意味ではワガママのようにも見えますが、

「だだっ子お姫様」や「わがままサンタ」といった肩書通り、

彼女は自分に対してもワガママなのです。

矛盾する二つの気持ちをどちらも犠牲にせず突き通していく強さ。

それもまた、双葉杏堂々と振る舞える理由の一つなのかもしれません。

もちろん、彼女だって思い悩むこともあるかも知れません。

実際にデレマスには、コンプレックスのような気持ちに揺れて、

アイドルとして活動する中で葛藤するアイドルも多くいます。

しかしここで、再度ストーリーコミュ10話に戻ってみましょう。

f:id:viort2:20180316110146j:plain

彼女は現在の自分の在り様を「過去の」話として語っています。

双葉杏にとっては、現在の状態がニュートラル。

葛藤して思い悩む時期はもう終わらせてきた、

とも言えるのではないでしょうか。

だからこそ、彼女はブレることなく自分を貫いて行ける。

時に年長者として振る舞うのも、育まれてきた

強い精神力の貫禄あってのことと思えば納得がいきます。

それに加えて、

「大きく煌びやかな外見に比して内面が繊細」なきらりとの対照的な像が、

「小さく華奢な外見に比して心は泰然自若」な双葉杏である、と見れば

杏ちゃん根っからの豪傑説はある程度説得力を持つと個人的には思います。

(ちなみにもちろん、もっと等身大で本当は繊細な杏像も否定はしません。

むしろ、そのようなポイントが垣間見えるシーンがあれば、

是非熱いダイマを作成してみて欲しいと思うくらいです)

 

ここで、シンデレラガールの話に戻りましょう。

 

その称号を勝ち取れば、双葉杏は突き通してきた

信念の歴史に思いを馳せるでしょう。しかし同時に

莫大な印税への思いもまた涙するに値するかも知れません。

では結局どっちがクローズアップされるのか?

いやいや、別にどちらかに絞る必要はありません。

どっちもあると思うのです。

そうです、自らのアイドル人生の軌跡に感極まる杏ちゃん……

素晴らしいです。私はそんな杏ちゃんもぜひ見たい。

杏ちゃんだって必死にやってきたこともあったし、

上手くいくことばかりではなかったはずですから。

むしろ、デレマス的にはそっちの方が自然な流れかもしれません。

けれど、じゃあもはや印税そっちのけかと言えば、

そうとも言い切れません。上で書いた通り、

この二つは両立する」からです。

そうですね、ともすれば険しかったアイドル人生に涙し、

税で大喜びする、その両方の面を同時に

見せてくれる可能性だって十分あります。

ここまでわざわざ読んでくださった方は、

もうお気づきになったかもしれません。

これで楽しみが倍になりましたね。

やっぱり杏ちゃんってすごい!(語彙消失)

 

もはや定型句ではありますが、そんな双葉杏に魅力を感じたら、

第7回シンデレラガール総選挙では彼女に投票をお願いいたします!

今回の記事は以上です。

熱い担当語りになりましたが、

最後までお読みいただきありがとうございました。